〜トランスジェンダー の私が悟るまで〜

2022年3月7日に初めての本を出版しました。

葛藤と挑戦を繰り返し、たどりついた真実。本当の自分。

本書では、自分自身の実体験を元に「自分らしさ」とは、
多様性の本質とは何かについて綴っています。
オンラインおよび全国の書店で発売中ですので
ご協力・拡散いただけると嬉しいです♪

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柳川の合唱団『ジュニアコーラスWing21』最後の定期演奏会

wing集合写真 プライベート日常

こんにちは、子どもの頃合唱団に通っていた、明楽です。

 

この頃は「女子」に所属していたわけですから

 

このときのパートはアルト

 

低音のパートですね。

 

地元柳川の合唱団

柳川ジュニアコーラスWing21

 

Wing初代ポスター

 

1999年に発足し、私は初代メンバーとして入っていました。

生きることに絶望していて

学校に行く意味もあまり分からなくなっていた当時

歌うことの楽しさを教えてくれた場所

 

毎週の練習にだけは

わりかし真面目に出ていたなぁ

 

 

代表である津村先生は

小学校高学年での担任の先生でもありました。

 

学校に行かなくなった私や

反抗期で荒れた生徒など

本当に色々大変だったのではないかと

大人になった今は思えます。

 

津村先生はいつも生徒たちと対等に

真っ向勝負でぶつかっていた印象

 

先生という立場で大人なのに

子どもっぽさも持ち備えた不思議な先生でした。

 

1つ間違いなく言えるのは

純粋に音楽と子どもたちが大好きだということ。

 

20年経っても変わらない笑顔は安心感をくれます。

 

男性になった私にも

 

「お~、じゃあこれからはあきらさんだね」

 

と、すっと受け入れてくれて変わらぬ態度でいてくれました。

 

最後の定期演奏会と聞いて

たくさんのOG・OBが集いました。

 

東京などの遠方からも駆けつけ、先生の人徳あっての賜物だと強く思います。

 

WingOBOG

 

最後は全員ステージに上がり

全員で思い出の曲を合唱したのですが

昔の私なら絶対にこの場に立てていない。

 

なぜならば、現役生も卒業生もほとんどが女の子で

特に私が所属していたときは女の子ばかりでした。

 

だから昔はその後の定期演奏会があっても

「自分はもう女の子じゃないから」と、

片意地を張り、周囲の目も気になって行けなかったのです。

 

それがnTechによって無意識深い性の境界線を乗り越え

 

この会場に来れただけでなく、ステージで歌うことができている。

 

これは本当にすごいことなのです。

 

当時の歌声はやっぱり出なかったので

思いっきり口パクでしたけど(笑)

 

Wing21羽根

 

定期演奏会は一時中断だけど

またメンバーが増えて開催できる日をお祈りしています。

 

wing集合写真